新型コロナウイルス集団感染の韓国宗教団体、活動禁止へ シンガポール

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マスク姿で時計の修理をするシンガポールの人々=2月23日(ロイター)

マスク姿で時計の修理をするシンガポールの人々=2月23日(ロイター)

 【シンガポール=森浩】シンガポール内務省は2日までに、韓国で信者の間に新型コロナウイルスの集団感染が起きている新興宗教「新天地イエス教会」について、シンガポールでの活動を禁止する方針を表明した。「詐欺的な勧誘方法」などを問題視したためだという。

 地元紙ストレーツ・タイムズなどが伝えた。内務省は発表で、国家安全保障法に基づき、国内で活動する信者である5人の韓国人と2人のシンガポール人について調査していることを明らかにした。同団体の活動が国内に与える影響は「それほど高くない」としながら、「継続が許されれば、活動は一般の人々にとって有害なものとなる」との見解を示した。

 内務省は新型コロナウイルスの流行以前から同団体を調査しており、感染拡大阻止の観点から活動禁止を前倒しで行うことを決めた。

 同団体の教祖は自らを「キリストの再臨」と主張しており、信者は推定で20万人以上。海外にも進出している。

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