米ニューヨーク州のクオモ知事は4日、ニューヨーク州立大と同市立大から日本や中国、韓国など5カ国に留学している学生を帰国させると発表した。新型コロナウイルス感染対策の一環。同州の発表を受けて、米国の各分野で同様の動きが広まる可能性もある。
州立大、市立大の留学生で、日本、中国、イラン、韓国、イタリアに滞在している学生をチャーター機で帰国させる。知事はこの5カ国について「連邦政府の警戒リストに載っているため」と説明した。
知事によると、帰国させた学生を大学の寮で2週間隔離する見通し。隔離期間後も経過観察を続ける。
トランプ米大統領は3日、ホワイトハウスで記者団に対し、新型コロナウイルス感染で「日本(の状況)も非常に注視している」と述べ、日本が渡航規制の検討対象だと明言していた。(共同)