中国共産党、台湾の国民党新主席に祝電出さず

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7日夜、台北市内の中国国民党本部で、主席当選後の談話を発表する江啓臣氏(田中靖人撮影)

7日夜、台北市内の中国国民党本部で、主席当選後の談話を発表する江啓臣氏(田中靖人撮影)

 【台北=田中靖人】台湾の野党・中国国民党の新主席に江啓臣氏が7日選出されたことに対し、中国側は政府の担当部門が報道官名義の報道文を発表するにとどめた。過去には中国共産党の総書記(国家主席)が祝電を送る慣例があり、極めて異例の対応。江氏が「一つの中国」に基づく「1992年コンセンサス(合意)」の見直しに言及したことへの不快感の表明とみられる。

 中国で対台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室は7日夜の報道文で祝意を示さず、選挙結果に「留意している」とするにとどめた。中台は不可分とする「92年合意」を堅持し、「台湾独立」に反対するよう江氏に求めた。

 台湾メディアによると、中国共産党は李登輝時代の1988年以降、国民党の主席選出時に祝電を送ってきた。同党によると7日中に祝電は届かず、8日付の自由時報は「国共の関係に異変か」と報じた。

 国民党主席への祝電をめぐっては前任の呉敦義氏が選出された2017年、習近平総書記(国家主席)が呉氏の二人称に敬語表現を用いなかったことが注目された。呉氏は92年合意の堅持を主張する一方、台湾側の解釈を強調していた。

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