米軍、アフガン撤収開始 停戦協議や捕虜解放進まず

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 アフガニスタン駐留米軍は9日、米国とアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンによる和平合意を受け、駐留米軍の一部部隊が撤収を開始したと発表した。一方、和平合意が10日から開くと明記していたアフガン内の停戦に向けた協議は開催のめどが立たず、協議の前提となるタリバン捕虜の解放も実現していない。

 米メディアによると、第1陣として数百人が移動を始めたという。トランプ政権が、2001年から続く「米史上最長の戦争」終結に向け、スムーズに撤収を進められるかどうかが焦点となる。

 和平合意によると、米軍は合意から135日以内に駐留軍の規模を現行の1万3千人から8600人に削減。アフガン政府側がタリバンの捕虜最大5千人を、タリバンは政府側の捕虜最大千人を10日までにそれぞれ解放するとしている。(共同)

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