社民党の福島瑞穂党首は18日の記者会見で、新型コロナウイルスを適用対象に含める改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の参院本会議採決を欠席した理由に関し「ぎりぎりの判断だった。特措法には問題がある」と説明した。党の賛成方針に党首自ら反したことについては「党のガバナンスをきちんとやっていきたい」と述べるにとどめた。
福島氏は、特措法で可能となる緊急事態宣言をめぐり「行動を制約する」と問題視していた。
会見では「十分議論する暇がなかった。党内で(意見の違いを)埋められなかった」と釈明した。採決当日に取材を拒否した理由を繰り返し問われると「説明責任の果たし方は千差万別だ」と反論した。