テロ事件をきっかけにしたインドとパキスタンの軍事衝突が続く中、インド政府は、軍の施設がパキスタンによる攻撃を受けたと発表しました。
インド政府は8日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方の周辺にある軍の3つの施設がパキスタンによるドローンやミサイルの攻撃を受けたと発表しました。
一方、パキスタン政府は、「全く根拠がなく、政治的動機に基づくものだ」と、攻撃について否定しています。
両国の間ではインド軍が7日、テロ事件の報復としてパキスタンが実効支配する地域などを、ミサイルで攻撃したことをきっかけに戦闘が続いていてパキスタン軍もこれまでにインドから飛来した無人機29機を撃墜したことを明らかにしています。
ロイター通信によりますと一連の戦闘によりインドとパキスタンであわせて40人以上が死亡していて、核保有国同士の戦闘がさらに大規模なものに発展しないか、懸念が深まっています。