沖縄県は24日、県内に滞在している東京都の40代男性が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。男性は今月7~9日に台湾に滞在し、18日から沖縄を訪れていた。玉城デニー知事は24日の危機管理対策本部会議で、沖縄に向けた航空便について、搭乗前に乗客の体調をチェックするよう政府や航空会社に要請する考えを示した。
県内で感染が確認されたのは今回で5回目。県外在住の患者は今回が初めてだ。県は男性の行動歴や濃厚接触者の確認を進めている。男性は県内の感染症指定医療機関に入院する。
男性は沖縄に到着した18日に発熱したため医療機関で受診。その後も発熱や下痢が続くため、保健所に相談したうえで21日に再び受診した。PCR検査を行った結果、24日に感染が確認された。
玉城氏は対策本部会議で「県外、海外から来県する方と仕事などで接触する可能性のある方、県外、海外から戻ってきた県民は、感染予防に注意を払い、体調管理にも留意してほしい」と呼びかけた。