首相記者会見全文(4)「一気に日本経済をV字回復」「来年の五輪・パラを成功させる」

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会見に臨む安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(春名中撮影)

会見に臨む安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(春名中撮影)

 「中小・小規模事業者の皆さんには、すでに実質無利子・無担保、最大5年間、元本返済据え置きという大胆な資金繰り支援策を講じてきたところですが、この無利子融資を民間金融機関でも受けられるようにいたします。

 さらに融資だけではなく、皆さんにこの困難を乗り越えていただくために新しい給付金制度を用意いたします。現下の厳しい現実を踏まえ、これまでにない規模で、前例のない中小・小規模事業者支援を実施いたします。

 仕事が減るなどにより収入が減少し、生活に困難を来すおそれがあるご家庭には、返済免除も可能な小口資金支援、税や公共料金の支払いの猶予などをすでに進めてきましたが、これに加え、思いきった生活のための給付を実施してまいります。

 政府を挙げてさまざまな境遇の方の声に耳を澄まし、きめ細かな支援を行う考えです。そして感染の拡大が抑制され、社会的な不安が払拭された段階では、一気に日本経済をV字回復させていく。全国津々浦々、皆さんの笑顔を取り戻すため、旅行、運輸、外食、イベントなどについて、短期集中で大胆な需要喚起策を講じるなど、力強い再生を支援する考えです。

 世界が協調し、強大な経済財政政策を実行する。これが先般のG20サミット(20カ国・地域首脳によるテレビ会議)における合意です。世界の協調をリードするわが国としては、リーマン・ショック時の経済対策を上回る、かつてない規模の対策を取りまとめてまいります。

 国民の皆さんが、この夏の開催に胸を躍らせてきた。東京2020オリンピック・パラリンピックについては、やむを得ず延期し、遅くとも来年夏までに開催することとします。この夏に標準を合わせて頑張ってきたアスリートの皆さんには大変申し訳ない気持ちでいっぱいでありますが、世界の現状を踏まえ、ご理解をいただきたいと考えています。

 先週日本にやってきた聖火は、人類の希望の象徴として、わが国でその火を灯(とも)し続け、来るべき日に力強く送り出すことにしたいと思います。この聖火こそ、今まさに私たちが直面している長く暗いトンネルの出口へと人類を導く希望の灯火(ともしび)であります。人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして、国民の皆さんとともに、来年のオリンピック・パラリンピックを必ずや成功させていきたい、そう考えています。私からは以上であります」

=(5)に続く

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