昨年末にアニメ放送開始から50年という大きな節目を迎えた国民的アニメ「サザエさん」(日曜後6・30、フジテレビ系)。5日放送の新オープニングから10年ぶりに東京の名所が紹介される。
1974年1月以来、46年以上にわたりオープニングで日本各地を旅するサザエさんを描いてきた。最初に訪れたのは石川県だったという。2001年頃からは1つの県を半年ごとに紹介するスタイルとなった。
東京がオープニングの舞台として選ばれるのは2回目。前回は10年4月から世田谷区にある長谷川町子美術館をはじめ、東京タワーや当時はまだ建設中だった東京スカイツリー、お台場の湾岸エリアなど新名所が紹介された。
今回は、まず東京駅で幕を開け、皇居外苑・二重橋、上野公園・不忍池、旧古河庭園などが続き、浅草寺前の雷門では三社祭で大きな神輿を担ぐ勇ましい男たちが描かれる。
レインボーブリッジを空から眺めた後は、一昨年完成したばかりの豊洲市場で両手いっぱいに買い物をしながらお寿司を堪能するサザエさんが登場。その後、東京さくらトラム(都電荒川線)、六義園の美しくライトアップされた夜桜など、古き良き名所の中に新しい現代の顔をのぞかせたさまざまな東京の表情が見られる。
また、アニメ作品としては初めて「サザエさん」が第28回橋田賞を受賞することもこのほど発表された。
(産経デジタル)