トランプ米大統領は3日、ホワイトハウスで、米石油大手の首脳らと会談した。米石油業界は原油安で苦境に陥っており、打開策を協議したもようだ。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、有力産油国のサウジアラビアとロシアが、最大産油国の米国に協調減産に加わるよう圧力をかけていると伝えた。
トランプ氏はエクソンモービルやシェブロンの最高経営責任者(CEO)らと会談した。ただ同紙によると、両社は減産参加には反対しているという。一方、米国で新型原油シェールオイルを採掘する業者には減産参加で事態を打開することに期待する声もある。
サウジなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国は、6日に緊急電話会合を開く予定で、米国やカナダにも参加を呼び掛けることを検討している。(ワシントン 共同)