自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=が初当選した昨年7月の参院選を巡り、案里氏が2人目の自民党候補として公認された後、夫の克行前法相(57)=自民、衆院広島3区=から現金20万円が入った封筒を受け取った広島県安芸太田町の小坂真治町長(71)は7日、町議会議長に辞表を提出したことを明らかにした。「道義的責任を取った」と説明している。
広島地検の任意聴取を受けたことも明らかにし「捜査には100%協力する」と語り、町民に向けては「申し訳ないとの思いしかない」と述べた。7日の町議会全員協議会で辞表提出を説明した。
小坂町長によると、昨年4月下旬ごろ、自宅を訪れた克行氏から封筒を渡され、一度は受け取りを拒否したが、押し問答の末に受け取った。中身は確認しなかったという。