サウジ、イエメンで停戦表明 新型コロナ拡大懸念で2週間

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 【カイロ=佐藤貴生】イエメン内戦に軍事介入しているサウジアラビア主導の有志連合軍は8日、軍事作戦を9日から2週間停止すると表明した。アラブの最貧国イエメンでは新型コロナウイルスの感染拡大に懸念が高まっており、停戦を求める国連の調停に応じた。英BBC放送(電子版)によると、サウジなどがイエメン全域での停戦を表明したのは2015年の介入以来初めて。

 サウジなどはイエメンの暫定政権を支援するために内戦に介入し、イランに近いイスラム教シーア派系民兵組織フーシ派と戦ってきた。フーシ派とサウジなどは今後、テレビ会議形式で停戦条件などを協議する見通しだが、過去の停戦の試みは頓挫しており、実現するかは不透明だ。

 ロイター通信によると内戦では10万人以上が死亡し、数百万人が飢えに直面しているほか、コレラやジフテリアも広がっている。

 新型コロナの感染者は確認されていないが、サウジは9日、イエメンでの感染拡大防止のため国連に5億ドル(約540億円)以上を拠出して支援する意向も示した。感染拡大の懸念が停戦機運を後押ししたとの観測も出ている。

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