米原子力空母トルーマン、感染避け大西洋で待機





米原子力空母ハリー・トルーマン(AP)

 米海軍は13日、任務を終えて帰国予定だった原子力空母ハリー・トルーマンを中心とする空母打撃群について、乗組員の新型コロナウイルス感染を避けるため大西洋上で待機させると明らかにした。米軍では空母乗組員の感染が増え、即応態勢に懸念も出始めている。

 トルーマンは昨年11月、母港とする米南部バージニア州ノーフォークの海軍基地から出航し、中東の海域でイラン監視などの任務に当たっていた。第2艦隊のルイス司令官は声明で「通常は岸壁で次の派遣に備えるが、新型コロナに直面した状況では乗組員を守る必要がある」と説明した。

 米海軍では、インド太平洋地域を航行中だった空母セオドア・ルーズベルトで感染が拡大。乗組員1人が13日、寄港先の米領グアムで死亡し空母で初の犠牲者となった。横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されたロナルド・レーガンを含め、運用する空母11隻のうち計4隻で感染者が出ている。(共同)



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