16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比33・33ドル高の2万3537・68ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は139・18ポイント高の8532・36と反発した。
新型コロナウイルスの感染対策の外出制限を受けて、一段と利用が増えているインターネット通販のアマゾン・コムと、動画配信のネットフリックスが過去最高値を更新。マイクロソフトなどIT関連株も上昇し、相場を支えた。
ただ、米経済への先行き懸念は強く、不安定な値動きだった。米国の新規失業保険申請件数がこの4週間で2200万件を超えたことなどで、ダウ平均の下げ幅が一時、300ドルに迫る場面もあった。(共同)