米小売り大手ウォルマートは17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う食料品や家庭用品の需要増への対応で、3月に15万人の従業員を募集したところ、応募者が100万人超に上ったことを明らかにした。1カ月かからずに採用計画を達成。店舗や物流施設で5万人を追加で雇用する。
ウォルマートは15万人を採用する際に、従業員を一時帰休にしている70社以上の企業と協力した。新たな従業員は、飲食店や接客業などの出身者という。
インターネット通販大手アマゾン・コムも今月13日、10万人の採用計画を達成し7万5千人を追加雇用すると発表した。米国では雇用情勢の悪化が続き、新規失業保険申請件数は4週間で2200万件を超えた。(共同)