「おかあさんの被爆ピアノ」映画完成を広島市長に報告

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松井市長に映画完成を報告する五藤監督(中央)と矢川さん(左)=広島市役所

松井市長に映画完成を報告する五藤監督(中央)と矢川さん(左)=広島市役所

 被爆ピアノにまつわる実話から着想を得た映画「おかあさんの被爆ピアノ」が完成した。5月に広島市中区の映画館「八丁座」で先行公開されるのを前に、五藤利弘監督(51)とモデルとなったピアノ調律師、矢川光則さん(67)=広島市安佐南区=が広島市役所を訪れ、松井一実市長に報告した。

 映画は、広島の原爆投下で奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」を修理し、全国で平和コンサートを行っている矢川さんをモデルにした物語。昨年6月に広島市でクランクインし、東京都や茨城県などで撮影が行われた。

 五藤監督は「戦後75年を迎えて、広島が被爆した事実を忘れてほしくない。少しずつ心にしみこむ作品になれば」と説明し、矢川さんも「語り継ぐ人が少なくなっているなかで、被爆の歴史を後世にどう伝えていくかが課題。平和の種まきをしている」と話した。

 松井市長は「『ヒロシマの心』を伝える大切な取り組みを映画化していただいたのはうれしく思う」と述べた。

 映画は5月15日に八丁座で先行公開され、8月には全国公開の予定だが、新型コロナウイルスの感染拡大で不透明な状況。五藤監督は「苦難の時期に無事に公開できることを祈っている。感染のリスクを回避しながら、どう見てもらえるかを考えている。このまま映画の灯が消え、文化が死んでいくのは許されない」と訴えていた。

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