元広島市議会議長宅を捜索

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 自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=の陣営による公選法違反事件で、広島地検が新たに元広島市議会議長の平野博昭氏(78)の自宅と事務所を家宅捜索し、任意聴取をしていたことが23日、分かった。平野氏が取材に明らかにした。捜索は21日。

 平野氏は昭和58年に市議に初当選。平成11年から4年間は議長を務め、27年に引退した。平野氏は取材に、昨年の参院選をめぐり、地検から複数回にわたり聴取を受けたと説明。河井氏側からの現金の受け取りは「ない」と否定した。平野氏の息子で現職市議の太祐氏(49)も地検から複数回、聴取を受けている。

 地検はこれまで、元広島県議会議長の檜山俊宏県議(75)や複数の県議の関係先を捜索。案里氏が初当選した昨年7月の参院選をめぐり、夫の克行前法相(57)=自民、衆院広島3区=らから現金提供がなかったかどうか調べている。

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