兵庫県は27日、大型連休中に県内外からの観光客を減らすため、有馬温泉(神戸市)をはじめとする県内の温泉旅館や行楽地のホテルに29日から5月6日まで休業を要請すると発表した。政府の通達を受けた対応。
県はこれまで、新型コロナウイルス特別措置法に基づき、ホテルや旅館は宴会場や集会スペースに限って休業を求めていた。政府が23日に、連休中の行楽客を受け入れる宿泊施設は事業継続を求める施設に該当しないとの判断を示したため、県は温泉旅館などへの休業要請を決めた。
有馬温泉の旅館関係者によると、既に8割ほどの旅館が営業を自粛し、多くの土産物屋も閉まっていて温泉街は閑散としている。