元国会議員2人退け和歌山・白浜町長3選、コロナ対策徹底アピール

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マスク姿で当選証書を受け取る井澗誠氏(右)=和歌山県の白浜町役場

マスク姿で当選証書を受け取る井澗誠氏(右)=和歌山県の白浜町役場

 新型コロナウイルスへの経済対策が争点となった和歌山県白浜町長選(26日投開票)で、いずれも無所属新人の元参院議員、大江康弘氏(66)と元衆院議員、玉置公(きみ)良(よし)氏(65)の元国会議員2人を破り、3選を決めた無所属現職の井(い)澗(たに)誠氏(65)=自民、公明推薦=は一夜明けた27日、当選証書を付与された。産経新聞などの取材に、対策として町の貯金にあたる基金を活用、給食無料化の実現に取り組む姿勢を鮮明にした。

       (張英壽)

 町の主要産業の観光業は新型コロナウイルスの影響で疲弊。24のホテル・旅館が加盟する白浜温泉旅館協同組合によると、十数カ所が臨時休業。3月の宿泊客数は前年同月比で7割減近い約3万4千人で、売り上げは約9億円減の約5億円に落ち込んだという。

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