武田良太防災担当相兼国家公安委員長は1日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、安倍晋三首相が6日を期限としていた緊急事態宣言を延長する意向を表明したことについて「ぎりぎりの延長表明では対応がままならなくなる可能性もある。前もって方針を示されたことは正しい決断だった」と述べた。
武田氏は「このような(感染拡大が続く)状況の中で、自然災害が発生したときにまず初動で何をなすべきか、今のうちから準備しておかなくてはならない」と強調。避難所での対応方法や医療態勢の確保に向けた準備に力を入れる考えを示した。
また、緊急事態宣言の延長に伴い、「緊張が高まり、ストレスがたまりやすい社会情勢になったときに今までなかったトラブルが各所で起きることもある」と治安悪化を懸念し、「早急な対応が取れる態勢を常日頃から掲げていることが重要だ」と語った。