東京都大田区の実家で弟を刺したとして、警視庁田園調布署は5日、殺人未遂の疑いで、横浜市金沢区西柴、会社員、田口徹志(てつし)容疑者(43)を現行犯逮捕した。弟の無職、輝志(てるし)さん(40)=埼玉県日高市高萩=は病院で死亡が確認された。同署によると、2人は実家に帰省中だったという。
逮捕容疑は5日午前0時40分ごろ、実家で輝志さんの背中や胸などを枝切りばさみで刺し、殺害しようとしたとしている。田口容疑者は当時酒を飲んでおり、「覚えていない」と供述している。
実家では70代の父親が生活。3人で夕食を食べ、父親が就寝した後に刺したとみられる。同署は送検時に容疑を殺人に切り替え、当時の状況を詳しく調べる。