アフガン病院襲撃13人死亡 葬儀中に爆発も


 アフガニスタンの首都カブール西部で12日、武装集団が、国際医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」が支援する病院を襲撃し、内務省によると新生児を含む少なくとも13人が死亡、15人がけがをした。東部ナンガルハル州では同日、葬儀中に自爆とみられる爆発が起き、州報道官によると少なくとも24人が死亡、68人が負傷した。

 いずれも犯行声明は確認されていないが、反政府武装勢力タリバンはツイッターで犯行を否定した。

 カブールの病院は同国で少数派のイスラム教シーア派を信仰するハザラ人が多く住む地区にある。病院では爆発も確認され、院内に取り残された人の救助に当たった特殊部隊と武装集団の銃撃戦があった。

 ナンガルハル州では政府側の司令官の葬儀が営まれており、参列した州議会議員も死亡した。

 米国とタリバンは2月末に和平合意したが、アフガン政府とタリバンの戦闘が続くなど治安は回復していない。過激派組織「イスラム国」(IS)も度々、テロを起こしている。(共同)



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