米、早期の停戦協議目指す アフガン和平で特別代表

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12日、アフガニスタンの首都カブール西部で、襲撃を受けた病院内に残る弾痕(共同)

12日、アフガニスタンの首都カブール西部で、襲撃を受けた病院内に残る弾痕(共同)

 米国のハリルザド・アフガニスタン和平担当特別代表は15日の電話会見で、アフガン和平をめぐり、アフガン政府と反政府武装勢力タリバンによる停戦に向けた協議開催が「恒久平和への唯一の道だ」と訴え、早期開催を目指す考えを示した。具体的な開催日程も議論していると明らかにした。

 アフガンでは12日に発生した病院襲撃や葬儀中の爆発などをめぐり、ガニ大統領がタリバンへの軍事作戦を再開すると表明。タリバン側も反発し、14日に国軍施設近くで自爆攻撃を行うなど情勢の不安定化が懸念されている。

 ハリルザド氏は病院襲撃や葬儀中の爆発に関し、過激派組織「イスラム国」(IS)の犯行だと強調。「ISの行為で和平プロセスを遅らせるべきではない」と述べ、アフガン政府とタリバンの双方に自制を促した。協議開催に向けた調整のため、自身が近く外遊する考えも示した。(共同)

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