韓国サムスン「中国工場に急げ!時間がない!中国様が大事!」 台湾TSMC「新規受注停止」 なんだこの差は…

韓国サムスンは空気が読めないのか、それとも戦略家か。台湾のTSMCがファーウェイからの新規受注を停止したその日に中国の西安の自社工場を訪れたという。このタイミングでの中国訪問は中国市場重視と捉えられても不思議はない。中国が勝つと踏んでそうしたのか、あるいは中国との関係が切っても切れない状態になってるのか、あるいは…とあらゆる想像をせざるを得ない状況だ。
国民向け謝罪後に中国工場に駆けつけた李在鎔副会長、「時間ない」と強調した理由

韓国サムスン「中国工場に急げ!時間がない!中国様が大事!」 台湾TSMC「新規受注停止」 なんだこの差は…
5/18(月) 17:04配信 中央日報日本語版

「時間がない。タイミングを逃してはならない」

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が18日、中国・西安にあるメモリー半導体事業所を訪れた。新型コロナウイルスでストップしていた海外現場経営の歩みを4カ月ぶりに再開したのだ。特に6日の国民向け謝罪後、検察捜査と米中貿易対立まで李副会長とサムスンをめぐる悪材料が山積した状況で動揺することのない事業意志を示したものと分析される。

サムスン電子によると李副会長は17日に出国し、同日中に西安にあるNANDフラッシュを作る半導体工場を訪問した。新型コロナウイルス問題が発生してから中国を訪問したグローバル企業の関係者は李副会長が初めてだ。この日の西安事業所訪問には秦教英(チン・ギョヨン)メモリー事業部長、朴学圭(パク・ハクキュ)DS部門経営支援室長、黄得圭(ファン・ドゥクキュ)中国サムスン社長らが同行した。李副会長はこの席で「過去に足を引っ張られたり現在に安住したりすれば未来はない。新たな成長動力を作るためには近づいてくる巨大な変化に先制的に備えなければならない。時間がない。タイミングを逃してはならない」と強調したという。

李副会長が新型コロナウイルスにもかかわらず、初の海外訪問地として西安事業所を訪れたのは、半導体事業にそれだけ大きな期待をかけているという意味だ。実際にサムスンは昨年システム半導体分野で2030年までに世界1位に上がるという「半導体2030」を目標に前に出した。李副会長が訪問した西安工場はサムスンの唯一の海外メモリー半導体生産基地で、150億ドル規模の投資が進行中だ。サムスン電子はまた、米オースティンに非メモリー半導体を委託生産するファウンドリー工場を運営中だ。

現在サムスンと李副会長をめぐる経営環境は容易でない。検察はサムスンバイオロジックスの会計不正疑惑と関連し李副会長の召喚調査を検討中という。李副会長は6日に経営権継承疑惑について国民向けの謝罪をしながら「新しいサムスン」を約束したりもした。半導体分野で中国の勢いも恐ろしい。中国・清華紫光集団の系列会社である長江メモリー・テクノロジーズ(YMTC)は先月128層3次元(3D)NAND型フラッシュの開発に成功し、年末から量産に入る計画を発表した。サムスンは128層NAND型フラッシュを昨年8月から量産しているが、中国の追撃は侮れない状況だ。李副会長が「時間がない」と強調した背景だ。

最近高まっている米中貿易対立も、間に挟まれたサムスンとしては負担になる。米商務省は最近米国の技術を使った海外半導体企業が製品をファーウェイに売るためには許可を経なければならないという制裁案を発表した。その上で海外半導体企業の米国工場増設を圧迫している。世界1位のファウンドリー企業である台湾TSMCは120億ドルをかけて米アリゾナに工場を作ることにした。サムスンも米オースティン工場の増設要求を拒否し続けることはできない状況だ。同時に中国側をなだめる動きも必要だ。このため李副会長の中国訪問を通じて「中国市場も重要に考えている」というメッセージを送ったとの解釈が出ている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200518-00000045-cnippou-kr

中国様に気に入られるために急がねば!時間がない!とサムスン

面白いテーマだと思います!これって、TSMCとは全然違う動きですよね?

“時間がない”の意味を確認したくて記事を読んだが、どこからどう見ても中国を重視するというメッセージにしか見えなかった。これはトランプの目にはどう映るだろうか?という話だ。

しかも、TSMCがファーウェイから受注を停止した当日じゃないですか!タイミングが悪過ぎますね・・・。

まさにそれwww この偶然は果たして偶然なのか、それともTSMC側がサムスンに当てこすりで発表したのかは定かではない。ファウンドリビジネスでサムスンと競合にあるTSMCがどう考えているのかという部分が興味深い。

TSMCの記事も見ておこうか。日経新聞では全文は読めないが、確かに新規の受注を停止したと書かれている。
TSMC、ファーウェイから新規受注停止 米規制強化受け
5Gスマホ開発に打撃
2020/5/18 13:00 日本経済新聞 電子版

【台北】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が、中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)からの新規受注を止めたことがわかった。米トランプ政権が求める禁輸措置に対応した。ファーウェイはスマートフォン市場で世界2位だが、基幹半導体の供給が断たれれば次世代通信規格「5G」向けの端末開発などで影響が出る。米中摩擦の激化で、サプライチェーン(供給網)の分断リスクが鮮…

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59230390Y0A510C2MM8000/

“分断リスクが鮮”

ヘンな所で途切れましたね…。有料部分も、チェックした方がいいですか?

いや、今はいい。とにかく新規受注を停止すると宣言したその日はサムスンが中国にいる日だった。その場でサムスン副会長は”今しかない、時間がない”と言いながら過去に足を引っ張られてはいけないという姿勢を鮮明にした。これは穿った見方をすればトランプ政権への挑発とも取れるね。
サムスンは米国企業になるか、それとも中国企業になるか

この「過去」というのは、ファーウェイ制裁をトランプ大統領が決めた過去の事ですか?

そうかもしれないし、違うかもしれない。サムスンはTSMCのライバルであり、TSMCと真逆を行くことでTSMCのシェアを一気に奪う算段も付けているかもしれない。サムスンはTSMCとは競合だが米国は顧客であり米国資本にも依存しているから、実は”遠くの戦争”は大歓迎だったりする。

知ってます!サムスンはアメリカ企業になるって言ってるユーチューブ番組があって、アメリカに逃げれば問題ない気がします。

主力のスマホ工場はベトナムにあるし、サムスンの半導体にはファーウェイも依存しているという背景がある。韓国がサムスンを守るのではなく、サムスンが韓国を捨てる可能性もある。そのうえでこういう立ち回りをしているとすれば脅威だ。

一方でやはり中国との関係が切っても切れないから開き直っている可能性はある。サムスンが中国側に行ってしまうことを米国が容認している可能性もある。この場合米国側にTSMCが来るわけだ。

アメリカは、どっちかを選ぶ事になってしまったんですね・・・。台湾と韓国があまり仲良しじゃないのが、いけないです。

それそれ。韓国は日本よりむしろ台湾との関係が悪い。日本にはフッ化水素を輸出してもらう立場だから頭を下げるが、台湾にはそれもないからぞんざいな扱いを平気でする。TSMCが米国の命令に従って新規受注を停止させるなら、サムスンは逆に中国へと傾倒する。シーソーのような関係かもしれない。
サムスン副会長の中国寄りの姿勢をトランプがどう見るか

ネットユーザーの反応です!
・あと発注できるのはサムスン位?(E7さん)
⇒ 韓国政府はサムスンに受注させようとしても、サムスンはアメリカに締め出されるのを嫌がる(PUさん)
・ファーウェイの部品の3割は日本製。日本は輸出できるの?(95さん)
・台湾は判断早くていい。台湾に移住するかも(JIさん)
⇒ そろそろ中国内戦起きてもおかしくないのに。戦略地に移動なんて阪神大震災の後に東北に移住するようなもの(TTさん)

サムスンの心は米国、サムスンの本体は中国という状態だからな。だから今その本体を必死で米国に移転しようとしている。TSMCも同じだ。

それって、来年から始まる半導体工場の建設ですよね?ちょっと間に合わない気がするんですけど・・・。

ここは本家だから、俺は全面的にトランプのファーウェイ制裁の方針を応援したい。またその方針に日本、韓国、台湾が従うことこそが米国の正義だとも考えている。米国の線引きは明確だ。

えっ?じゃあ、韓国はアメリカ側ですか?

それも含めて本家ではスタンスは明確化しない。米中戦争の最前線がどこにあるかという情報は軍事機密にも該当するからな。米国の国家戦略としてそこを明らかにしないとみているから、俺もそれに倣いここでは明らかにしないという状態だ。

1つだけ確かなのは、サムスンが股裂き状態になる可能性が高いということだ。万が一中国にサムスン工場があることをトランプ政権が問題視すればサムスンは終わる。ファーウェイとの関係が断たれれば営業利益は半減では済まないだろう。その前提で今は考えていてほしい。

それなら、良かったです!韓国の皆さん、もう手遅れです!そのまま突き進んでください!

サムスンは副会長からして完全に中国寄りだからな。そのことを米国がどう判断するかが興味深いね。日本は関係ない!併合おめでとう!韓国さようなら!