オンライン申請停止で陳謝 厚労相「情報漏洩調査」

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官邸に入る加藤勝信厚労相=20日午後、首相官邸(桐山弘太撮影)

官邸に入る加藤勝信厚労相=20日午後、首相官邸(桐山弘太撮影)

 加藤勝信厚生労働相は21日の参院厚労委員会で、「雇用調整助成金」のオンライン申請をシステムの不具合で停止したことに関し「心からおわびする」と陳謝した。同時に「早急に問題の解決を図りたい。個人情報の漏洩(ろうえい)についても調査する」と述べた。復旧のめどには言及しなかった。

 オンライン申請は20日に始める予定だった。日本維新の会の東徹氏は「初日からの不具合はあまりにお粗末だ」と批判した。

 雇用調整助成金は、業績が悪化した企業が従業員を休ませた場合に支給する。新型コロナウイルス感染拡大で申請が増加。オンライン化は企業側の負担軽減などが狙いだったが、申請者が個人情報を入力する画面に、別の人の名前や携帯電話番号、メールアドレスなどが表示される事例が複数発生し、厚労省はオンライン申請を停止した。

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