心拍自動測定のベッド…軽症者療養ホテル、最新技術で体調管理 埼玉

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就寝時の心拍や呼吸を測定する機器を活用し、ホテルで療養中の患者の体調を管理する埼玉県職員=21日午前、埼玉県三郷市(竹之内秀介撮影)

就寝時の心拍や呼吸を測定する機器を活用し、ホテルで療養中の患者の体調を管理する埼玉県職員=21日午前、埼玉県三郷市(竹之内秀介撮影)

 埼玉県は、新型コロナウイルス感染者の容体が自宅待機中に悪化、死亡した事例を教訓に、軽症や無症状の感染者の療養先として民間のホテルなどを借りて対処している。感染者と非感染者の接触が厳しく制限される中、最新技術によって心拍を自動で測定するベッド設備などを活用し、患者の体調の適切な把握を図っている。

 21日時点で8人が療養している「東横INNつくばエクスプレス三郷中央駅」(同県三郷市)では、ベッドメーカーの「パラマウントベッド」(東京都)が開発した「眠りSCAN」を32台設置している。

 マットレスの下に敷くことで就寝時の心拍や呼吸をセンサーが自動で測定する機器で、ホテルに常駐する県職員らがデータをリアルタイムで把握し、異変が起きた際はすぐに対応できる仕組みだ。

 このホテルの医療責任者を務める獨協医科大埼玉医療センター(同県越谷市)救命救急センター長の松島久雄さん(51)は「患者の健康情報を常に把握できるのは心強い。悪化の兆候に気付くきっかけにもなる」と話す。

 患者の健康管理には、IT企業の「サイボウズ」(東京都)が提供するクラウドサービスを使った「新型コロナウイルス対応状況管理システム」も活用している。

 患者は毎日2回、専用のページにアクセスして味覚異常の有無や睡眠状況などの健康情報を入力し、データをチェックした医師は、気になる点があれば個別に連絡する。以前は県職員らが電話で確認する必要があったが、システムの導入によって業務量の軽減につながっているという。

 「仮に入居者が急増した場合、アナログな手段だけでは把握しきれない」(県担当者)といい、感染者が急増に転じた場合の備えにも位置づけられている。

(竹之内秀介)

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