パキスタン南部シンド州の州都カラチの住宅街に22日、パキスタン航空の旅客機が墜落した。航空当局によると、乗客乗員約100人が搭乗。病院関係者は少なくとも32人が死亡したと明らかにした。現地の日本大使館によると、日本人乗客がいたとの情報はなく、引き続き確認を進める。
旅客機はエアバスA320で、東部ラホールからカラチに向かっていた。地元メディアによると、少なくとも搭乗者2人の生存が確認された。現場の住民の多くも負傷して病院に搬送された。カーン首相は速やかな事故調査を実施するよう指示した。
航空当局によると、旅客機からの通信が断絶する直前、パイロットは「エンジンが停止した」と述べ、緊急着陸を要請していたという。
墜落現場はカラチの空港近くにある住宅街で、複数の住宅に被害が出た。(共同)