英人気ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさん(72)は25日までに、心臓発作を起こし、血管が再び狭くなるのを防ぐステント(筒状の金属製の網)を挿入する手術を受けたと写真共有アプリ「インスタグラム」で明らかにした。現在は回復し、体調が良いという。
7分超の動画でメイさんは、今月、胸の痛みや締めつけなどを体験したと指摘。病院で血管造影検査を受けたところ、動脈3本が閉塞し、心臓への血液供給が妨げられる恐れがあったことが分かったと説明した。これまで自覚症状はなかったとし「60歳以上の人は血管造影検査を受けるべきだ」と呼び掛けた。
クイーンは2018年の映画「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットで人気が再燃し、今年1月には日本ツアーを行った。メイさんは5月上旬、庭いじり中に尻を負傷。その後の検査で、座骨神経の圧迫による痛みだったことが判明したと明らかにした。心臓発作は尻の痛みを感じだした数日後に起きたという。(共同)