インドが国内線を再開 「アジア最大の感染国」さらなる拡大の懸念

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 【シンガポール=森浩】インドで25日、新型コロナウイルス対策として停止されていた国内線の運航が再開された。インドはロックダウン(都市封鎖)でも新型コロナ流行が止まらず、感染者は14万人を超えてアジアで最多。国内線再開で人の移動が増加し、感染がさらに広がる懸念も出ている。

 インドではロックダウンが始まった3月25日から、貨物便や特別便を除く国内線と国際線の運航が全面的に停止していた。政府は国内線のみの運航再開を認め、当面は従来の3分の1程度の便数にとどめる方針。プーリー民間航空相は「インド人が再び大空に舞い上がる」とツイートした。

 ただ、まだ事態は喜べる状況にはない。インドのロックダウンは3月25日から始まったが5月末まで延長された。26日時点のインドの感染者は14万4950人で、死者は4172人。ロックダウン開始時の感染者は約600人で、期間中に爆発的に増加している。地方政府からは州内に到着する飛行機や列車の運行を再開しないよう中央政府に要請する動きも出ている。

 ロックダウンによりインド経済は深刻な影響を受けており、インド準備銀行(中央銀行)のダス総裁は「2020年度(20年4月~21年3月)はマイナス成長になる」との見通しを示した。地元シンクタンクは4月の全国の失業率は23・52%に上るとも発表しており、モディ政権は経済再開と感染拡大防止のはざまで苦悩が続きそうだ。

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