気象庁は1日、5月の天候まとめを発表した。南からの暖かい空気に覆われやすく、気温は全国的に高く、北日本(北海道、東北)、東日本(関東甲信、北陸、東海)、西日本(近畿、中国、四国、九州)ではかなり高かった。降水量は東日本日本海側で南からの湿った空気の影響を受けにくくかなり少なかった。
月平均気温は兵庫県洲本市で19・8度(平年差プラス2・0度)、千葉県銚子市で18・7度(同プラス1・8度)を記録し、それぞれ過去最高記録を更新した。月降水量の少なさは富山市で平年比17%の23ミリ、北海道広尾町で同20%の33ミリ、金沢市で同27%の42・5ミリ、三重県尾鷲市で同30%の111・5ミリで、それぞれ過去最少記録を更新した。
気象庁は同日、春(3~5月)の天候まとめも発表。気温は3、5月に南から暖かい空気が流れ込みやすく、北日本でかなり高く、東・西日本で高くなった。降水量は前線や湿った空気の影響を受けやすく、北日本と沖縄・奄美で多かった。