任期満了に伴う沖縄県議選(定数48)は、7日午前7時から投票が始まった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を掲げる玉城デニー知事の支持派と、自民、公明両党など不支持派が過半数を争う。辺野古問題のほか、新型コロナウイルス対策を含む経済政策も争点だ。即日開票され、深夜までに大勢が判明する見通し。
全13選挙区に64人が立候補し、無投票が決まった名護市(定数2)、うるま市(同4)、浦添市(同4)、石垣市(同2)の4選挙区を除く9選挙区で、52人が36議席を巡って論戦を繰り広げた。
改選前勢力は、知事支持派が26議席、不支持派が20議席で、残る2議席は欠員。多数維持を目指す知事支持派に対し、不支持派は過半数割れを狙う。
県選挙管理委員会によると、午前10時現在の投票率は4・35%で、前回同時刻を2・39ポイント下回った。有権者の約2割は期日前投票を済ませている。当日有権者数は87万2296人。