広瀬アリス“世にも奇妙”初主演 「異世界の感じはとても好き」





しみのついたシャツを手に取るあずさ(広瀬アリス)(C)フジテレビ

 女優の広瀬アリス(25)が、記念すべき放送30周年を迎える「世にも奇妙な物語 ‘20夏の特別編」(フジテレビ系で今夏放送予定)に初主演。出演も初めてでホラー作品に挑む。

 コメディーからシリアスな役まで幅広く演技力の高さを披露している広瀬。今回、4エピソードのうちの1話「しみ」に主演する。典型的なホラーサスペンスで、終盤には大どんでん返しが用意されており、最後まで目が離せないストーリー展開になっている。撮影は緊急事態宣言発令前の都内で、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で行われた。

 ≪三浦あずさ(広瀬)はクリーニング店の一人娘。ある日、ふらっと店を訪ねてきた黒ずくめの謎の女(関めぐみ)にシャツについたチョコレートのしみをとって欲しいと依頼される。チョコレートならすぐに取れるだろうと作業するが、なかなか落ちない。そのうち、しみが人間の顔の形のように見え始め、あずさの父、五郎(宮川一朗太)が突然亡くなってしまう。その時の様子をみて、両親が何か隠しごとをしているのではないかと感じたあずさが母、康子(山口香緒里)を問い詰めると、父は過去に友人を助けるために殺人を犯し、隠蔽していたことを知る。そして、あずさ自身にも…≫

 10代の頃から見ていたという広瀬は「映像になったときにどういう感じになるのかな、とゾワゾワした。思いっきり演じた方が、緩急があっていいなと思い、たくさん大声を出した(笑)。最後の最後でしっかり“オチて”いるのがたまらなく好きなので、しっかり盛り上がるようにお芝居しました」と話す。

 “世にも奇妙”のような現象については「信じる。怖いのは苦手だが、異世界の感じはとても好き」と言い、「たくさんの方々から愛されてきた作品。私自身、最近コメディータッチのものが多かったので、シリアスな新たな一面を見ていただけると思います」と呼びかけていた。

 同局・編成企画の渡辺恒也さんは「『しみ』は落とそうと思っても落とすことができない目に見えるしみの中に、目には見えない人の恐ろしさが潜んでいた、というお話。フィクションの世界を通して人間の深淵に触れていただければ」と語っている。

 ストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版。1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度オンエアしてきた。

 例年は「春の特別編」として届けてきたが、新型コロナウイルスの影響もあり、今回は「夏の特別編」と放送。過去には映画化されたこともある人気シリーズの30周年という大きな節目を迎え、よりいっそう力の入った今年の作品となっている。

(産経デジタル)



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