東京都八王子市元八王子町の民家で、高校1年の少年(15)が拳銃自殺を図ったとみられる事件で、少年が闇サイトなどを通じ拳銃を入手した可能性があることが9日、分かった。警視庁は少年のスマートフォンを解析するなどし入手経路を調べている。
捜査関係者によると、少年は母親と姉の3人暮らし。昨年病死した父親を含め、家族に銃器と接点や反社会的勢力との関係は確認できなかった。母親は「(少年が)拳銃を持っていたとは知らなかった」と話しているという。
一方、拳銃は殺傷能力が高く米国社製の真正のもので弾倉には4発の弾が残っていた。警視庁は、少年がアクセスするために特別な認証などを要する闇サイトなどを通じ拳銃を入手した疑いもあるとみている。
少年は持病があり、緊急事態宣言の解除を受けて学校が再開された1日に登校して以降は欠席が続いていたという。