安心して買い物ができる環境を大阪府内の商店街に整備し、その安心感を府民に発信する府の商店街支援プロジェクトで、取り組みをPRする大型のタペストリーやのぼりが、すでにプロジェクトの対象となっている大阪市内の4商店街に掲げられている。プロジェクトは順次、100商店街に広げられる。
タペストリーなどに大書されているのは、「みんなで守ろう。おおさか」のスローガン。タペストリーは戎橋筋(中央区)、天神橋筋(北区)、駒川(東住吉区)、千林(旭区)の各商店街に3、4枚ずつ、のぼりは4商店街合わせて280本が掲示されている。
プロジェクトを委託された事業体によると、残る96の商店街は選考中で、来週にも決まる予定。対象となった商店街には、プロジェクトを周知するためののぼりやポスター、買い物客に使ってもらうために共用スペースに置くアルコール消毒液などが支給される。
選ばれた各商店街は、来店者らによる「3密」を防ぐ「テイクアウト・デリバリー導入促進」▽現金の手渡しを避ける「キャッシュレス導入促進」▽「コロナ後」の新しい生活様式に適合した商店街を構築するといった取り組みの資金を集める「クラウドファンディング活用促進」-のいずれかに挑戦。「商店街から大阪を元気にする」ことを目指す。