NHK会長が遺族に弔意 過労死記者の佐戸未和さん





NHK放送センター外観=東京都渋谷区(古厩正樹撮影)

 NHKの前田晃伸(てるのぶ)会長は15日、平成25年に長時間労働で過労死した同局記者、佐戸未和(さど・みわ)さん=当時(31)=の両親と面会し、弔意を述べ、働き方改革に取り組んでいる状況を伝えた。関係者が明らかにした。前田会長が佐戸さんの遺族に会うのは、1月の会長就任以来初めて。関係者によると、前田会長は正籬(まさがき)聡副会長と両親の自宅を訪問した。

 佐戸さんは東京都庁を担当し、都議選や参院選の取材をしていた25年7月、うっ血性心不全で死亡。渋谷労働基準監督署は26年5月、亡くなる前1カ月の残業が約159時間に上り、死亡は長時間労働が原因だとして労災認定した。NHKは29年10月に過労死の事実を公表。当時の上田良一会長が両親に謝罪した。



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