中国連休突入も首都・北京では感染拡大で厳戒態勢

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25日、端午節の連休初日を迎えた北京市中心部の繁華街・王府井。消費促進イベントも中止され、買い物客の姿はまばらだった(三塚聖平撮影)

25日、端午節の連休初日を迎えた北京市中心部の繁華街・王府井。消費促進イベントも中止され、買い物客の姿はまばらだった(三塚聖平撮影)

 【北京=三塚聖平】中国で25日、端午節の3連休が始まった。北京市内では新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、市外への移動が制限されるなど厳戒態勢が敷かれている。国内旅行やショッピングなど消費回復が進むと期待されていたが、首都が直面する「感染第2波」への警戒が中国経済に冷や水を浴びせている形だ。

 25日昼、北京市中心部の繁華街・王府井では、連休初日を迎えたにも関わらず観光客の姿はまばらだった。各店舗では来店客の体温測定を行うなど感染対策を徹底していた。北京に住む男性運転手は「連休中に近距離の旅行を予定していた人も多かったが、キャンセルを余儀なくされた。こんな状況だと、家で酒を飲むくらいしか楽しみはない」とため息をつく。

 今月11日以降、北京では同市豊台区の「新発地卸売市場」を中心とする集団感染の拡大が深刻化している。中国メディアによると、同市内では11日からの2週間だけで計260人超の感染者が確認された。

 北京市当局は6日に新型コロナの警戒レベルを引き下げ、対策を緩和して経済活動を加速させる方針を示していた。しかし、それから間もなく感染拡大に直面し、時計の針を戻すように対策を強化している。一部再開が進んでいた学校の登校を再び停止し、居住区の出入りを厳しく管理するといった措置を矢継ぎ早に打ち出している。

 北京市が今月上旬に始めたばかりの消費促進イベントは急遽(きゅうきょ)中止された。また、市外に出るにはPCR検査で陰性を証明することが求められるようになり、旅行や出張に出るのが難しくなった。北京市当局は23日、約234万人にPCR検査を行ったと発表した。

 中国各地の観光地では25日、旅行を楽しむ人々の姿が報じられた。ただ、ニュースサイト「中国新聞網」は、北京以外についても「観光市場の回復基調は残っているが、少し前と比べれば人々は明らかに旅行の決定に慎重になっている」というオンライン旅行会社の見方を伝えている。

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