西村康稔経済再生担当相は27日の記者会見で、人と人の接触機会8割削減など政府が講じてきた新型コロナウイルス感染防止策を検証する会議の初会合を7月1日に開くと発表した。第2波の到来に備えて対策を整備する狙いで、初回は今後の方針や日程などを確認する。
会議は政策研究大学院大の黒川清名誉教授や京都大の山中伸弥教授らが参加し、スーパーコンピューター「富岳」や人工知能(AI)を活用して、これまでの対策の効果を分析する。
西村氏は第三者による政府の新型コロナ対策の検証については、感染状況が落ち着いた後に別途行うとの考えも示した。
26日の国内の新規感染者が約1カ月半ぶりに100人を超えたことについては「緊張感を持って対応していきたい」と強調。改めて感染防止対策の徹底を呼びかけた。