大阪府高槻市の工事現場でクレーン車が倒れ、アームが近くの住宅を直撃し女児(1)が軽傷を負った事故で、高槻署は27日、現場を実況見分した。署は、地中に埋まった鉄のくいを抜く作業中にクレーン車がバランスを崩したとみており、業務上過失傷害容疑を視野に入れ、当時の状況や詳しい事故原因を調べる。
工事関係者は報道陣に「作業中に旋回する際に動くスピードが速かったのではないか」と説明している。
事故は26日午後5時5分ごろ発生。高槻市南松原町の葬儀場の解体作業現場でクレーン車が倒れ、道路を挟んで隣接する木造2階建て住宅にアームがぶつかった。署によると、アームは住居部分にめり込んだ。直後に住宅から出火したが、午後7時前に消し止められた。