二審もN国党首の請求棄却 ネット記事巡り、東京高裁

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NHKから国民を守る党・立花孝志党首(春名中撮影)

NHKから国民を守る党・立花孝志党首(春名中撮影)

 インターネットの記事で名誉を傷つけられたとして、NHKから国民を守る党の立花孝志党首が、サイトを運営する扶桑社に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は1日、請求を退けた一審東京地裁判決を支持、立花氏側の控訴を棄却した。

 記事は、N国党が候補者を擁立した千葉県松戸市長選期間中の平成30年6月、立花氏らが記者に暴行を加えたとする内容だった。

 小川秀樹裁判長は、記事の内容は真実と指摘。「当時、東京都葛飾区議だった立花氏の言動を報道することに公益目的があるのは明らかだ」と述べ、一審同様に立花氏の請求を退けた。

 判決によると「選挙ウォッチャーちだい」として活動する石渡智大氏は「『NHKから国民を守る党』議員が松戸市長選運動中に市民メディアに暴行。その顛末」とする記事を執筆し、扶桑社の「ハーバービジネスオンライン」に掲載された。

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