【茨城・常総市長選】飯田智男氏の横顔 均衡ある発展目指す


 群馬県常総市長選は7月5日の投票日に向け、新人の元県議、飯田智男氏(60)と、現職の神達岳志氏(51)の無所属の2人が舌戦を繰り広げている。飯田氏の主張や横顔を紹介する。

 「旧水海道で生まれ育ち、現在は旧石下に住んでいる。合併した両自治体を知っているので市政に生かせる」とアピールする。

 2市町が合併して誕生した常総市は、ごみの収集や消防などが旧自治体ごとに別々で、市の一体化の妨げになっていると指摘。「市民には、施策の多くが旧水海道市に偏っているとの不満もある」と訴え、均衡ある発展を目指す。

 大学卒業後、中村喜四郎衆院議員の秘書を経て、県議を3期務めた。県議時代は「現場第一主義」をモットーに視察や対話などを通じて地元の声を県政に届けてきた自負がある。

 常総市は周辺市と比べて元気がなく、つくばエクスプレスが近くまで来ている効果を十分に生かし切れていないのが問題という。「東京に近いが、環境がよい」利点を生かし、住宅整備や企業誘致などで人口や雇用を増やしたい考えだ。

 座右の銘は、元首相の故大平正芳氏が作った言葉で、「生活は質素に知識は贅沢(ぜいたく)に」を意味する「在素知贅(ざいそちぜい)」。(篠崎理)



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