ダム湖に死体遺棄　容疑で塾の元同僚の男逮捕

　福井県坂井市のダム湖で福井市の会社員、青柳卓宏さん（４０）の遺体が見つかり、福井県警坂井署捜査本部は２日、死体遺棄の疑いで、青柳さんが講師をしていた塾の元同僚、丹羽祐一容疑者（４５）＝福井市二の宮＝を逮捕した。

　青柳さんの胸などには複数の刺し傷や切り傷があり、捜査本部は殺害された疑いもあるとして捜査している。

　別の同僚によると、青柳さんは６月２６日午後１０時まで塾で働いていた。捜査本部によると、青柳さんは２８日夜、同市内の実家で家族と食事をする約束をしていたが現れず、連絡が付かないことを不審に思った父親が青柳さんの自宅アパートを訪問。玄関は施錠されていたが無人だったという。父親は２９日午後、福井署に捜索願を出した。

　青柳さんの遺体は２９日午後２時半ごろ、坂井市丸岡町の竜ケ鼻ダムで見つかった。