菅官房長官、沖縄県会議長選「コメント控えたい」





会見に臨む菅義偉官房長官=2日、首相官邸(春名中撮影)

 沖縄県議会が6月30日に野党の自民党などが推す与党議員を選出したことについて、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は2日の記者会見で「地方自治体の議会運営について、政府としてはコメントは控えたい」と述べた、ただ、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に与える影響に関しては「地元の皆さまの理解を得る努力を続けながら、普天間飛行場の1日も早い全面返還を実現し、基地負担の軽減を図るため全力で取り組んでいく」と述べた。

 議長選では、玉城デニー知事を支持する県政与党の保守系会派「おきなわ」の赤嶺昇氏に自民党や公明党などが投票。赤嶺氏が26票を獲得し、社民党や共産党が推す社民党県議は22票にとどまった。副議長には自民党の仲田弘毅氏が選ばれた。

 6月7日に投開票された沖縄県議選では、共産党など知事支持派が25議席を獲得し、自公など不支持派の23議席を上回っていた。だが、赤嶺氏ら「おきなわ」の県議3人は県議選の候補者調整などに不満を募らせており、玉城氏は県政運営の不安要素を抱えることとなった。



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