JR北海道の支援要請 来年度以降も道知事


 北海道の鈴木直道知事は9日、赤羽一嘉国土交通相と省内で会談し、経営赤字が拡大しているJR北海道への財政支援を求める文書を手渡した。国は令和2年度まで400億円超を支援しているが、3年度以降も継続が必要としている。

 鈴木氏は非公開で行われた会談後、記者団に「国と連携して課題を解決したい」と述べた。赤羽氏からは、新型コロナウイルスによる旅客の減少も考慮し「政府を挙げて応援する」との発言があったという。

 文書は、北海道新幹線が札幌駅に延伸する12年度を見据え「安全面での投資や修繕に対する支援が必要」と強調。青函トンネルに関しては、新幹線の高速走行に向けたスケジュールの早期提示を求めた。現在は貨物列車も走っているため、速度を落としている。



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