【ソウル=名村隆寛】韓国の聯合ニュースは9日、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長(64)が同日、行方不明になり、警察が捜索していると報じた。
朴氏の娘が同日午後5時15分ごろ、「4~5時間前に父が遺言のようなものを残して家を出た。携帯電話が切られている」と警察に通報した。ソウル市によると、朴氏はこの日、体調がすぐれず、出勤しなかったという。
朴市長は人権派弁護士出身で、2011年のソウル市長補欠選挙で初当選。翌年、民主統合党(現与党・共に民主党の前身)に入党し、18年には与党系市長として初めて3選を果たした。次期大統領の候補として名前が挙がったこともある。