9日午前の東京株式市場の日経平均株価は反発した。IT関連の大企業の一角に成長を期待する買い注文が入った。上げ幅は一時100円を超えた。ただ新型コロナウイルス感染拡大が懸念され、値下がりする銘柄も多かった。午前終値は前日終値比47円36銭高の2万2486円01銭。
ハイテク株主体の米ナスダック総合指数は8日、米巨大IT企業に買いが集まり終値で過去最高値を更新した。9日の東京市場でも投資家の積極姿勢が波及し、情報通信株などが買われた。
一方、新型コロナは米国や日本で新規感染者が引き続き増加傾向となっているほか、米中対立への不安もあり、一部のハイテクやバイオ関連を除けば業績低迷が長期化しかねないと警戒された。