記録的な大雨に見舞われ、土砂崩れや浸水被害が相次いだ九州豪雨の被災地では12日、清掃活動が本格化し、行方不明者が出た現場では警察や消防、自衛隊が捜索を継続。気象庁によると、九州を含む西日本、東日本では同日も局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降るとみられる。これまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっており、引き続き厳重な警戒が必要だ。
九州の死者は65人、行方不明は12人となっている。死者の内訳は熊本県61人、福岡県2人、長崎、大分両県がそれぞれ1人。行方不明の内訳は熊本県6人、大分県5人、鹿児島県1人。
国土交通省によると、12県の101河川の氾濫を確認し、全国で少なくとも1550ヘクタールが浸水した。土砂災害は27府県の計282カ所で発生したとしている。