茂木敏充外相は14日の記者会見で、ポンペオ米国務長官が中国の南シナ海での領有権主張を「完全に違法」とする声明を出したことについて「歓迎し、支持している」と述べた。「地域の安全保障環境が厳しさを増す中、平和と安定に向けた米国の揺るぎないコミットメントを示すものだ」と評価した。
茂木氏は、中国の大半の主権を否定した2016年7月のオランダ・ハーグの仲裁裁判所の判決について「当事国は従う必要がある」との日本の立場を改めて示した。「自由で開かれた平和な海を守るため、引き続き米国をはじめとする国際社会と連携していきたい」と語った。