【ポトマック通信】空き店舗の目立つモール 変わる消費の風景

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営業再開したショッピングモールで買い物する人々=5月18日、米ミズーリ州リッチモンド(UPI=共同)

営業再開したショッピングモールで買い物する人々=5月18日、米ミズーリ州リッチモンド(UPI=共同)

 米国で買い物に行こうと思い立てば、郊外にある巨大なショッピングモールに足を運ぶ人が多い。首都ワシントン近郊で、新型コロナウイルスの感染を防ぐ営業規制が緩和されたので、なじみのモールを久しぶりに訪れると、空き店舗が目立つようになっていた。

 雑貨店やネイルサロンのような個人経営の小型店だけでない。大規模チェーンのスーパーも店舗網を縮小させているようだ。新型コロナ流行で、買い物客が途絶えた打撃は大きかった。

 最近は百貨店大手JCペニーが経営破綻。日本でも知られている衣料品のブルックス・ブラザーズ、Jクルー・グループも倒れた。どの企業も大型モールに出店する常連ブランドだ。

 米国で感染拡大の第2波が始まったとの見方が強まった。今後、感染を恐れて客足が遠のきかねない。先々も十分な収益が期待できないとみて、“店じまい”を選ぶ経営破綻の第2波が到来する恐れがある。

 米紙ニューヨーク・タイムズは「全米に約1200カ所あるショッピングモールの4分の1に破綻の可能性がある」との小売業界アナリストの予測を伝えた。出店企業が減れば、モールの運営企業の収益も圧迫されるためだ。延々と店舗が並ぶ巨大モールを、買い物客がそぞろ歩く米国の消費の風景が消えるとすれば、寂しい限りだ。(塩原永久)

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