スウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(17)ら欧州の若い世代の環境活動家4人が16日、欧州連合(EU)や加盟国の指導者らに公開書簡を送り「環境破壊を国際刑事裁判所(ICC)で裁かれる国際犯罪とするよう提唱すべきだ」と求め、17日から首脳会議が開かれるEUに行動を促した。
地球温暖化の原因となる化石燃料への投資の停止や、温室効果ガスの排出量に上限を設ける「カーボンバジェット」を導入し拘束力を持たせるよう提案。多くの指導者が新型コロナウイルスに立ち向かう現状を引き合いに、気候変動問題を深刻な危機として認識する必要性や早急な対策を訴えた。
書簡にはノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんやナディア・ムラドさん、米人気俳優レオナルド・ディカプリオさんら数千人が署名している。(共同)