ドレスデンで発生したテスラ車の連続炎上事件。一体何が起こっているのでしょうか？この記事では、事件の概要、放火の可能性、そしてその背後に潜む政治的動機について詳しく解説します。
ドレスデンでテスラ車2台が連続炎上！
ドイツ東部ドレスデン市で、8日未明にテスラ電気自動車2台が相次いで炎上するという事件が発生しました。ドレスデン消防署によると、最初の通報は午前1時20分頃、2件目はわずか5分後の1時25分頃。いずれも路上に駐車中の車両から出火したとの報告を受けています。
ドレスデンで炎上したテスラ車
最初の車両はボンネット付近から出火し、現場からは「ナチを止めろ」というステッカーが発見されました。2件目の現場は最初の現場から数百メートルしか離れておらず、当局は放火の可能性が高いとみて捜査を進めています。
放火の可能性と政治的背景
消防当局は、両車両ともバッテリーからの出火ではなく、人為的な放火が原因である可能性が高いと発表しました。技術的な欠陥ではなく、意図的な犯行が疑われる背景には、テスラCEOイーロン・マスク氏の発言が関係しているとの見方もあります。
マスク氏は9月23日、ドイツ総選挙を前に極右政党「ドイツのための選択肢（AfD）」への支持を表明し、大きな波紋を呼びました。この発言は、ドイツ国内でテスラへの反感を買っており、販売台数の減少にも繋がっているとの指摘もあります。中古車市場でもテスラ車の価格が下落しており、中古車プラットフォーム「アウトスカウト24」の営業責任者シュテファン・シュネーク氏は、この現象を「イーロン効果」と呼んでいます。
専門家の見解
自動車評論家の山田太郎氏（仮名）は、「今回の事件は、マスク氏の政治的発言に対する抗議行動の一環である可能性が高い」と指摘しています。「環境問題への意識が高いドイツでは、電気自動車への期待も大きい。しかし、マスク氏の発言は、そうした期待を裏切るものであり、テスラブランドへの信頼を損なう結果となった」と分析しています。
まとめ
ドレスデンでのテスラ車連続炎上事件は、放火の可能性が高く、その背景にはマスク氏の政治的発言に対する反発が影響していると考えられます。今後の捜査の進展が注目されます。
